ミョウバン水の作り方

ミョウバンは、通常、白い結晶の状態で「焼きミョウバン」という名前で販売されています。
一般的にスーパー、ドラッグストアなどで、50g〜60gで100円〜200円前後と、とても安価で手に入ります。
(以降、焼きミョウバン=ミョウバンとします)
このミョウバンを10gあたり、300ml程度の水に溶かしたものを「ミョウバン水」といいます。
ミョウバンは冷たい水には溶けにくいので、ぬるま湯、またはお湯で溶かすと作りやすいでしょう。
常温の水でも容器に入れて良く振っておけば、2〜3日すれば、すべて溶けてしまいます。
これを原液として、用途によっては、さらに薄めて使います。
食品に使われているものなので、安全性は高いですが、ペットボトルなどに入れる場合には、 誤飲防止のため、容器にマジックやテープなどで「ミョウバン水」とわかるように明記しておいた方が良いでしょう。


ミョウバン水の使い方

体臭の消臭には、原液を更に30倍程度に薄めた「ミョウバン水」を、スプレー容器などに入れ、気になる箇所、たとえば脇の下、 足の指先などに直接吹きかけて使用します。
顔のニキビや吹出物に使用する場合は、薄めのもので、肌に合うか、手などで確かめてからの方が良いでしょう。
※市販されているクリームや、ローションに比べると刺激性はかなり低いですが、念のため肌に合わないようであれば使用は控えて下さい。
水虫の殺菌や、トイレの消臭、生ゴミの消臭には、10倍程度。
直接雑巾などで、拭く場合でも、10倍程度であれば手が荒れるような事はないでしょう。
ミョウバン風呂に使用する場合は家庭の浴槽に30ml〜70ml程度を入れて下さい。
洗濯機に使用する場合は、最後のすすぎ時に50〜100倍になるように調整して洗濯槽に入れて下さい。
※ 洗濯物によっては結晶が白く残る場合があるので、色物などには注意して調整して下さい。
※毛糸ものは縮む事がありますので、使用は控えた方が良いでしょう

ペットなどの注意

ペットに使用する場合ですが、ミョウバンは乾燥しても結晶になって残ります。
動物はあらゆるところを、舐める習性があるので、思いがけず多く摂取してしまう事があります。
さらに、毒性は、体重あたりの摂取量に大きく関係しますので、人よりも体重の軽い動物などは、
体重あたりの、摂取の割合が多くなってしまいます。
※猫には急毒性ありという発表もありますので、 トイレ砂などに霧状に軽くスプレーする程度であれば問題ないと思われますが、 餌の容器や、遊び道具などにやたらと振りかけるのはやめといた方が良いでしょう。

※最後に、ミョウバンは広く食品に使われている安全なものですが、使用については、自己の責任において使用して下さい。